カンジダ性亀頭包皮炎は、カンジダ菌という真菌によって発症する、男ならではペニスの病気である。
発症する原因は、性行為が多いといわれるが、実はカンジタは人間の体にいる常在菌であるため、性行為をしたことがない男性でも、実は発症してしまう。
最初はチンカスだと思っていた白いカスが、気がつけば包皮や亀頭にどんどん広がっていき、軽く擦るだけでも大量の白いカスが出てくる。
ここまで来て、始めて「性病」やそれ以外の病気を疑い始めるようになる。
そのため、初期でカンジダ性亀頭包皮炎を疑うのは、実はかなり難しい。
カンジダ性包皮炎になるのは○○の人!
この厄介なカンジダ性亀頭包皮炎だが、実は「なりやすい人にはある特徴」が存在する。
実は私もその1人だ!
そのなりやすい人の特徴は、「仮性包茎・包茎」である、ということだ。
カンジダ菌は水虫などと同じく、ジメジメした場所をとても好む。
仮性包茎・包茎の方は、常に包皮が亀頭を被っているため、空気に触れる機会が非常に少なく、ジメジメした空間を作ってしまいやすい。
そのため、仮性包茎のペニスはカンジダにとって格好の良い住処であり、ここを拠点に住み着いてしまう。
これが、なりやすい理由である。
医者でも判断が難しい!
僕はこの白いチンカスが大量に出てきたとき、「カンジダ性包皮炎では?」と疑っていた。
もちろん、今まで一度もなったことがないし、ネットで調べてみただけなので、間違っている可能性も十分ある。
自己判断は危険であるため、ここは医者に診てもらおうと、家の近くの皮膚科に通ったのだが、ここで出た病名が「包皮炎」であった。
包皮炎はカンジダ性包皮炎と似たような症状であるが、ペニスが汚い・不潔などが原因であることが多く、清潔にし、ステロイド軟膏を塗ればスグに治る・・・というのが、僕が診察してもらった医者の言葉だった。
ところが、1週間経っても症状は治まることがなかったので、再度受診したのだが、結果は同じ判断であり、そのまま継続して治療するように言われた。
だが、ここから2週間経っても全くよくならなかったため、再度受診したのが、結局言われたことは最後まで同じだった。
そのため、今度は泌尿器科に通ったのだが、残念なことにここでも「包皮炎」という判断だった。
ただし、前回利用した軟膏では治らなかったことを話したので、違う薬が処方され、これで1週間様子を見て欲しいとのことだった。
結果は全く治らず・・・。
再度この泌尿器科でも受診したが、ここもなぜか包皮炎という判断は変わらなかった。
この泌尿器科では、僕がカンジダではないかと言う話をしたのだが、それを否定された格好だ。
尿検査をしてカンジダ菌が検出されなかった、というのが、医者の考えを頑なにしているのかもしれない。
そのため、あまり好きではない病院めぐりをしたのだが、3件目の皮膚科にしてようやく「カンジダ性亀頭包皮炎」と診断された。
ここまでかかった時間は1ヵ月半。
亀頭もステロイドの影響か、少し赤くなっていた。
処方されたのは、真菌に効果がある軟膏で、これでないとカンジダ菌は退治できない。
結局、ここから真菌薬のおかげでカンジダ性亀頭包皮炎は治ったのだが、完治まで1ヶ月以上かかってしまい、治るまでにトータルで3ヶ月もかかってしまった。
もし、カンジダ性包皮炎をうたがっても、1度目は医師の指示に従い、それで治らなければ、その時にカンジダ性亀頭包皮炎を疑った方がいい。
病院やクリニックも適当なところもあるが、しっかりと検査してくれるところもあるし、包皮炎と亀頭包皮炎は症状が似ているため、プロの目からしてもわかりにくいのかもしれない。
きちんと診断してもらっても、なかなか治りにくい病気なので、根気よく治して欲しいと思う。
僕とは別に、こちらのブログ「カンジダ性亀頭包皮炎になった男性の体験談」でも紹介されているが、読んでみるとやはり医師でも包皮炎と間違えやすいのだなと、改めて思った。
ただ、その後は自力で治している点はいただけないと僕は思った。
カンジダ性亀頭包皮炎を甘く見てはいけない!
男性のカンジダ包皮炎は、ツイッターやブログ・サイトなどを見ると、「短期間で治った」という、よくわからないデマが多く見受けられる。
これらは実際にカンジダ性亀頭包皮炎になったことがない人だと、発症した僕だからこそ言える。
カンジダ菌は根強いので、真菌薬を塗ってスグに治ることはない。
これは絶対にやらないで欲しいので、下記のことは注意して欲しい。
カンジダに有効な軟膏を塗ると、2日~3日程度で思ったよりもキレイに治ったように見えるときがある。
そこからもうしばらくすると、以前のようなキレイなペニスになり、「やった、治った!」と治療を止めてしまう人がいる。
これが「ダメ!」なのだ。
医師からは1ヶ月は続けるように言われているはずだが、治ったと思ったら治療を止めてしまう。
カンジダ菌はしっかりと治してしまわないと、スグにまた元の状態に戻ってしまう。
そのため、医師に言われた期間は、きちんと守って治してほしい。
ちなみにだが、僕が3回目に訪れた皮膚科では、最低2ヶ月は使い続けて欲しいといわれた。
それだけ菌が根強く生きているので、完全に治してしまわないと、またスグに症状が悪化するからだそうだ。
まとめ
カンジダ性亀頭包皮炎は、仮性包茎・包茎の方がなりやすく、一度発症するとしっかりと治さないとスグに元の状態に戻ってしまう。
そのため、カンジダはスグには治らないと覚えておいて欲しい。
僕の場合、病院巡りをした期間を省くと、治療開始から1ヶ月半かかっている。
薬自体は2ヶ月間毎日塗り続けたが。
現在の日本では、残念ながらカンジダ菌を撃退する塗り薬は、薬局やドラッグストアでは販売されていない。
そのため、必ず病院に行き、診察をしてもらった後に薬を処方してもらう必要がある。
治りにくい病気ではあるが、きちんと治療すれば2ヶ月程度で治るので、それまでは治ったように見えても、しっかりと真菌薬を塗り続けよう!